製造環境に最適
ハードワークと大量生産のための設計
LitePoint のIQ family は、厳しい環境下の量産ラインでも安心してお使いいただけるように考えられた無線テストシステムです。
一貫性のある有効なテスト結果を、特に生産ピーク期間に得るためには、信頼のおけるソリューションが必要です。 LitePoint の IQ システムは、堅牢で実績がある本体であり、工程でも視認性がよいソフトウェア、また検査履歴が容易に管理できることまで全てきちんと考えられた設計となっています。
- 容易な導入 棚に載せたり重ねたりが容易 テスターから治具への直接ケーブル接続 自動コンフィギュレーション 簡単な治具較正。
- 良好な操作性 LitePoint のテストシステムの制御は直感的に理解できるように設計されており、新人オペレーターでも容易に扱うことができます。ソフトウェアには分かりやすいグラフィカルユーザーインターフェースを採用し、結果を簡単明瞭なビジュアルフォーマットで提供します。
- 堅牢 LitePoint の量産用テストシステムは、堅牢で豊富な実績があります。故障しがちなスクリーン、壊れやすいボタンやスイッチ、過熱の問題、差込みボード間の複雑な外部相互接続等は一切ありません。 LitePoint テスターの落下テスト済みの頑丈な構造は、連日昼夜の稼働に耐え、生産の流れを止めません。
- コンパクトでマルチタスク 工場フロアの占有スペースを最小限に抑えるワンボックスソリューションで、 1 回の挿入で同時に複数の規格をテストすることができます。
工場での酷使に耐えうるテスト システムにおける 5 つの必須条件
- 短時間での設置・設定。テスト システムの設置・設定や設定変更が簡単なほど、素早く量産ラインを立ち上げることができます。このためには、テスト装置と DUT との間のシンプルなポイントツーポイント接続が必要です。また、テストされる技術規格に対して最適化されたハードウェアとこれと連動するインストールが容易で操作が直感的な操作用ソフトウェアも必要です。
- 処理速度。研究室用に設計されているシステムは、処理速度が最適化されているとは限りません。一方、工場に適したテスト装置は、処理効率(スループット)を最大限に高めるように設計されている必要があります。そのためには、テスト データの処理を最適化する革新的なアーキテクチャに加え、複数の製品を同時にテストできる統合型マルチ DUT システムが採用されていることが重要です。
- 使いやすさ。工場では、オペレーターが定期的に新規採用されることも多いため、 テスト システムは、数時間ではなく、数分間の研修で新人オペレーターでも操作できるほど、簡単に使用できる設計となっている必要があります。堅牢なシステムと製造環境に特化したオペレーター用インターフェイスの組み合わせにより、不慣れなオペレーターが気づかぬうちにダメージを発生させたり設定を変更してしまう可能性が抑えられるため、技術スタッフがトラブルシューティングを実施するまでシステム全体を停止させなければならないような事態を回避できます。
- 堅牢な設計。すべてのテスト システムが製造環境を視野に入れて設計されているわけではありません。製造環境では単純さが重要で、複雑な構造などは内部に格納されている必要があります。一方外部には、頑丈でトルク耐性の高い N 型コネクタとシンプルなオペレーター用インターフェイスのみが必要で、他には何も要りません。ノブ、ボタン、壊れやすいコネクタ、多数の外部ケーブル接続などが搭載されているシステムでは、信頼性の問題が発生しやすくなります。また低い信頼性は、経済的損失の大きいダウンタイムの原因にもなります。
- 信頼できるテスト結果。製品テストは、一回で完了することが理想的です。再テスト率が高いと、単位時間当たりの生産数が大きく低下することになります。安定したパフォーマンスで信頼出来る結果を得ることができる実績のあるテストシステムが必要です。安定した高精度なテスト結果は、生産効率を向上させ時間やコストを節約するだけでなく、高品質な製品を出荷しているという自信にもつながります。
製品投入の準備万端
数か月ではなく数日で、生産を立ち上げることができます。
LitePoint は単なるハードウェアだけでなく、完全なテストソリューションを提供します。 LitePoint はワイヤレスシステム実装に関する深い領域知識を有し、真にインテリジェントなテスト方法の導入を可能にします。
10 年以上にも及ぶチップセットメーカとのリレーションシップにより、 LitePoint はチップセット毎に最適化した測定用ソフトウェアを供給し続けています。これにより、お客様は LitePoint の IQ テスタを量産ラインへ迅速に導入することが可能になり、迅速な量産立ち上げを行うことが可能になっています。この3段階プロセスにより、ユーザーは、テストの最高品質とともに、製品を市場に迅速に投入することができます。
- LitePoint テスターは、工場への設置が容易でオペレーターのトレーニングが最小限で済みます。
- LitePoint のソフトウェアソリューションは、各種チップセットに最適化され、 LitePoint テスターのスループットを最大化します。
- LitePoint の大規模なチップセットライブラリにより、ユーザーは、新製品向けのテストステーションを数分で再構成可能です。
LitePoint は、すべての主要な Wi-Fi チップセットサプライヤでリファレンステストの標準となっています。チップセットパートナーとの密接な連携により、 LitePoint はチップセットの市場導入にはるかに先だって、チップセットテストソリューションの準備を完了できます。当社のサポートするチップセットの完全なリスト (350 以上でさらに増え続けています) をご覧ください。新規チップセットは随時追加されます。
これら 3 つの時間節約のヒントで、ワイヤレス製品の量産立ち上げを加速できます
- 検証済みのテスト ソフトウェア。最適化され信頼できるテスト フローを設計し実装するには、時間もお金もかかります。ワイヤレス技術がより複雑になるにつれ、自社製のテスト ソフトウェアを作ることはさらに難しくなります。その必要性をなくしましょう。テストする無線規格に最適化されたシステムを選択し、それをチップセットに特化した実証済みのソフトウェアと組み合わせることにより、開発はポイントアンドクリックほど簡単になります。ソリューションのリストが充実していて、多くのチップセットのサプライヤと型番に対応できることを確認してください。
- 簡単なハードウェア設定。工場には、 1 つの目的のために設計されたテスト システムが必要です。可能な限り最高のスループットで、信頼性をもってワイヤレス製品をテストするという目的です。測定器の校正やトラブルシューティングに費やす時間は、製品を作るための時間ではありません。デリケートなカードや複雑な相互接続の再設定と校正に対処しなくてはならないのなら、それは、製造に適したテスト システムではありません。設定が簡単かを確認するには、測定器と DUT が単純なポイントツーポイントで接続でき、システムとして校正と検査が済んでいることを確認します。複数のコンポーネントとして出荷され、組み立てが必要なものは適当ではありません。
- ローカライズされたサポート。小さな障害でも、大きな減速につながることがあります。あなたのテスト システム プロバイダはローカル サポート チームを持っていますか? 製造環境におけるワイヤレス テストを真に理解している専門家からの熟練したサービスが必要です。あなたの問題を、自らの問題として取り扱うようなパートナーを探してください。
最高のスループットを徹底的に追求した設計
最適化された方法とテストの並列化により総合テスト時間を 50% 以上削減
生産コストを最小化し利益を最大化するためには、より速く動作するテストシステムが必要です。キャプチャー、処理、結果報告の高速化、そしてテストの並列化により一度に多くを行うことで高速化を実現します。
スループットを向上する独自の Packet Engine 技術
LitePoint の特許取得済みの Packet Engine™ 技術は、当社のコネクティビティテストソリューションの心臓部です。テスト業界でも他に類のないユニークな Packet Engine は、各無線規格に特化したテスト方式を可能にし、テスターから最大のスループットを引出します。
強力な内蔵データ処理能力により、 LitePoint テストシステムは、バックグラウンドで高速に解析を行い、テスト結果を記録し、テスターが最大速度で動作することを可能にします。最新の Intel プロセッサおよびプラットフォームの使用により、 LitePoint システムは Moore の法則に従って進化し、超高速の測定結果処理を提供します。
1 つのシステムで複数の規格を同時にテスト
LitePoint のワンボックスソリューションは、 1 回の挿入で複数規格のテストが可能です。逐次ではなく、並列にです。並列処理だけでもテスト時間を 50% 以上削減し、複数のデバイス挿入時間とリブート時間の節約を含めると、削減率はさらに大きくなります。
複数のデバイスを並列にテストするマルチ DUT ソリューション
LitePoint テスターを使えば、 1 つのデバイスをテストする時間とほとんど変わらない時間で、 4 つまでのデバイス (またはさらに 8 つまでも) をテストすることができます。単にハードウェアを 4 倍にする代わりに、 LitePoint は、チャンネル間のクロストークを排除し、消費電力を低減し、そして、テスターコストを最適化するように、ハードウェアを設計・実装しています。
スループットを最優先すべき 8 つの理由
- 需要に応える。需要が大きいときに確実に製品を届ける必要があります。製品のライフサイクルは短く、需要がある期間は限られています。量産立ち上げから最初の 5 ヶ月間で、製品需要全体の 75% を生産する場合もあります。そのため、生産期間は限られ、生産量のピークは非常に高くなります。遅延は許されません。量産を素早く立ち上げ、最初の数ヶ月間で製品を届けるられるだけの準備が必要です。
- ブランド イメージを高める。信頼性の高いワイヤレス製品を、市場に確実かつ継続して提供し続けることにより、ブランド価値を高めることができます。大手のチップセット サプライヤに検証され、業界をリードする高速なテストソリューションを選べば、お客様に高品質の製品を提供できます。製品の高い品質と安定した製品供給は、ブランド価値を向上し利益を拡大する 2 つの要因です。
- 将来に備える。 2012 年に全世界で稼働しているワイヤレス機器の数は、およそ 80 億台でした。専門家の予想では、 2020 年までにその数は 500 億台を越えます。より多くの製品とより複雑なワイヤレス技術を扱う必要があるでしょう。そして製品のライフサイクルはさらに短くなり、製品を届けるための窓口も小さくなります。LTE アドバンストや広帯域幅を持った 802.11ac などの将来のワイヤレス標準に備えたテスト ソリューションを使って、テスト プロセスを合理化・最適化し、将来に備える必要があります。
- 運用費を削減する。適切なテスト システムは、運用費を大幅に削減します。ワンボックスの完全に統合されたマルチタスクのソリューションは、工場で場所をとらず、消費電力も抑えられます。 使いやすいテスト システムは、オペレーターの経費を削減し、専用に作られた丈夫な設計はメンテナンス費用を最小限に抑えます。そして高いスループットを持ったテスト システムは、より短時間でより大きな仕事をし、運用費をさらに削減します。最終的には、運用費が最も重要です。
- 売り上げ増やす。生産スループットを最適化し市場への投入時間を短縮するテスト システムにより、現在の生産分だけでなく、次の生産分への準備もできます。テスト プロセスを今最適化することにより、急速な量産立ち上や生産スループットの向上に備えることができ、売り上げ増加と利益の増大に繋がります。
- 開発の遅延を吸収する。開発が遅れ、製品が製造部門に遅れて到着したにも関わらず、製品の市場投入日に変更がないというのは、よくあることです。テスト プロセスを手入れの行き届いた機械のように作動させ、失われた時間を取り戻せる能力を高めましょう。スループットを最適化することにより節約した時間は集めると大きなものとなり、あなたとお客様を助けます。
- オペレーターの効率を上げる。同時並列テストをサポートすることでスループットを最適化するテスト システムは、オペレーターがより少ない時間で多くを生産することを助けます。そして、学習が容易で、容易に理解・分析できる測定データを提供し、より高いスループットのために拡張できるテストソフトウェアこそが、採用されるべき総合的なソリューションです。この総合システムの効率と使いやすさという強力なコンビネーションにより、新人オペレーターでさえもスピードの達人になれるのです。
- 経費のかかるダウンタイムを避ける。専用のテスターは信頼性を上げ、システムのダウンタイムにつながることがあるオペレーターエラーを低減します。頑丈な設計 (内蔵スイッチ、耐久性のある N タイプ RF コネクター、そして効果的な冷却システムなど) はダウンタイムを劇的に低減し、ラインの再設定を容易にし、運用費を最小限に抑えます。ダウンタイムは失われた時間であり、工場では 1 秒たりとも無駄にできません。
LitePoint の流儀: すべては速さに
製品ライフサイクルは短く、遅延は許されません。
急激な生産量増大 (各世代が前世代よりも高生産量レベル) や複雑化する製品は、製造を圧迫します。
あなたは、需要が大きい期間-典型的には新製品導入後の最初の数か月間 (そして、しばしばそれ以前から) -に安定して製品を納入する必要があります。どのように対応しますか? より多くのテストシステムを購入し、操作する人員を増やすこともできます。それとも、テストオペレーションを最適化して、より少ないリソースでより多くをやりとげますか?
- 市場投入の迅速化
- 品質やテスト項目を犠牲にすることなく、より多くの生産量を処理
- 運用コストの低減
LitePoint の IQ family は唯一無二の量産テスト向けソリューションです。開発段階から検査項目の確認までどの段階においても、弊社は常に測定時間を短縮する為の開発を絶え間なく続けています。
テスト導入プロセス全体を合理化するための 8 ステップ ガイド
- 新しい製品テストの開発。新しいワイヤレスチップセットを使った新しいワイヤレス製品のために、どれだけ速くテストの準備ができますか? もちろん、ご自分で開発するこもできますが、それは最も速い方法でないかもしれません。最適化されたテスト ソフトウェアと広範なワイヤレス チップセット エコシステムのサポートを備えたテストシステムは、プログラミングと QA に費やされる時間を数週間、時として数ヶ月短縮します。最大の信頼性とスピードの最適化を求めるには、テスターについて熟知しており、チップセットメーカーから推奨されているシステムサプライヤーにより開発された、検証済みのソリューションが必要です。
- テストシステム の設置・設定。テストシステムの工場での設置・設定は必ずしも簡単ではありません。単純さこそが、工場に適したテストシステムの特徴です。カード ベースのシステムや露出した相互接続は避ける必要があります。これらの 「DIY」 システムはシステムとして校正されておらず、また、カード間のデリケートな相互接続を損傷することがあります。その代わりに、テスターおよび DUT 間を簡単にポイントツーポイント接続する、すべてを備えたシステムを探してください。立ち上げて、作業を開始するために、アーキテクチャの専門家と 500 ページの取扱説明書を必要とすべきではありません。
- オペレーターのトレーニング。効果的なオペレーター トレーニングの重要性を軽視しないでください。新人オペレータが作業に速く慣れるほど、より速く最大生産量に到達することができます。トレーニングに必要な時間は、テスト システムにより大きく異なります。研究室では複雑さも許容されますが、工場では使いやすさが必要とされています。たくさんのボタンやつまみ、または複雑で故障しやすいスクリーンは避けなくてはいけません。丈夫なコネクター、効果的な冷却装置、および簡単なオペレーターインターフェースを持ち、外部相互接続がない、工場にふさわしい堅牢なシステムを選ぶ必要があります。
- デバイス当たりのテスト時間。より速いテスト システムは、システム全体が速く作動するように設計されています。テスター内部には、スマートな測定技術と高速データ処理が求められています。ワイヤレス テスト分野の専門家が届ける、テストする無線規格向けに真に最適化されたシステムが必要です。最も速いテスト システムはマルチ DUT で、最大 8 つの製品を並列にテストすることができ、工場の単位面積当たりのスループットを最大化することができます。テスター当たりのスループットが高いと、運用費が低減されるだけでなく、テストステーションの数を減らせるので、設備投資を削減できます。
- 無線規格当たりのテスト時間。多機能ワイヤレス製品には、テストする必要がある無線規格が複数備わっています。製品の複数回の挿入とリセットは、貴重な時間を消費します。複数の無線規格に対して一回の挿入で済む、ワンボックス テスト ソリューションを探してください。複数の無線規格を同時にテストすることができれば、テストはされに速くなります。同時にテストを行うことができるだけで、テスト時間を最大 50% 短縮することができます。
- 測定結果の評価。測定結果が分かりにくい場合、プロセスは最後段階で遅くなります。さらに、データに対する自信がなくなります。分かりやすく読みやすい測定結果が、明確に表示されるテスト システムを探してください。また、評価と分析のため、測定結果の出力をご自分のデータベース向けにカスタマイズできる機能も必要です。
- 再テスト率。再テストには時間がかかります。それも、かなりの時間です。絶えず正確で繰り返し同じ結果を得られる、信頼できるテスト システムが必要です。測定品質は速度最適化の重要な要因です。なぜなら、速くても正確ではない測定は、工場の効率に悪影響を与えるだけでなく、ブランドイメージにも悪影響を与えるからです。
- ラインの再設定。ダウンタイムは経費がかかります。 DUT を交換するためにライン変更であろうと、新しい無線規格をサポートするためのテスト ステーションの再設定であろうと、できるだけ速くシステムを再稼働することが望まれます。最適化されたテスト ソフトウェアと充実したワイヤレス チップセット。